武居選手の次戦が発表されました。次はOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチですね。相手はペテ・アポリナル選手。
さっそく映像を見てみました。リンクを貼っておくのでご興味のある方はどうぞ。
えー、良い選手です。ディフェンスも出来て倒せるパンチも持っている。
ただ、これは武居選手が勝ちますね。こういうと熱心なボクシングファンの方は反発されるかもしれませんが、武居選手は今現在間違いなくボクサーです。キックボクサーではありません。もう完全に引退してます。是非1ボクサーとして応援して下さい。そして私も熱心なボクシングファンの一人なので何卒お手柔らかに。
武居選手の特徴を一言で表すと、「ネコ科の猛獣」です。これはキックボクサー時代からそうで、独特の距離や動きはK-1時代からそうでした。はっきり言って武居選手は普通の日本人が持つ身体能力を大きく超えています。だからあまり解説も出来ないです。もう生物として強い。脅威的な瞬発力とバネ、そして緩急。さらに常人離れした視野の広さ。武居選手のボクシング二戦目で最後に入れた一発は普通は当たらないパンチです。常人の視野角や動体視力からは外れたところでも的確にパンチを当てていました。
だから底がまだ見えないんですよね。ボクサーとしての完成度とか、まだキックボクサーの癖が抜けていないとか、そういうレベルの話ではなく本当にこの選手は底が見えない選手です。多分次戦でもその底を見せる前に勝負が決まると思ってます。
ここからは不安要素です。1番はスタミナです。長いラウンドをまだ経験してないので長引いた場合にどうなるのか。それに関連してK-1時代は4Rまでしか経験してないんですが、武居選手の独特な距離感と攻撃に相手が慣れた4R以降くらいからどういった動きが出来るのか、この辺りは気になります。
不安要素2つ目。武居選手は身体能力は凄いんですが、体が強いタイプではないです。K-1時代でもガードを固めて体の強さで押してくるタイプにはどうしようか迷っている時がありました。それと懐が深い長身の選手、こういった選手にも距離を詰めるのに苦戦していた事があります。
最後3つ目。これはなんとなくの予想ですが、構えや動きを見るに右からの攻撃に弱いんじゃないかと思ってます。左フックとかですね。あとは体型を見るにボディも弱そうに見えるんですが効かされたのは見た事ないです。そもそもキックでは当てられた人がいないんでここは何とも言えません。
予想としてはこんな感じですが、もし予想通りタイトルを奪ったら、その次あたり武居選手の真価を測れる相手とやるんじゃないかなと、さらに先まで予想しておきます。
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