RISE WORLD SIRIES 2022 大阪 勝敗予想 第8試合、第10試合〜第13試合

スポーツ

▼第8試合 バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
大森隆之介(EX ARES/同級4位)
vs
京谷祐希(山口道場/同級6位)

6-4で京谷選手のKO勝利

これも良いカードです。大森選手は空手ベースのようですが、パンチの打ち方が良いですね。日本拳法の直突きのような打ち方をしています。これはテクニシャンには特に向いていて、最短でコンパクトで強いパンチを打つのに向いています。もっと直突きを使う選手が出てきても良いと思うんですが、知識のないトレーナーなんかだとすぐ修正されちゃいます。なかなか厳しいですね。でもおすすめの打ち方の一つです。

対する京谷選手は武尊選手に土を付けた選手として有名です。かなりの怪我から復帰されて、順調にキャリアを積んできています。ただもう結構なベテランなんですね。この選手は本当に格闘IQが高くて頭の良い選手です。サウスポーの動きも熟知していますし、新しい技も常に取り入れています。内側のカーフなんかも使ってますね。そしてアグレッシブで倒す力も持っている。本当に良い選手です。

予想としてはとても難しいカードです。普通に真正面からやり合っちゃうと大森選手の方が上回るんじゃないかと見ています。京谷選手が勝つ鍵としてはカーフかな。カーフで効かせられれば京谷選手が勝つんじゃないかと思います。どちらにせよこのカードはお互いにとって厳しい相手同士の戦いになりそう、且つ攻撃的な選手同士の対戦なのでとても楽しみな一戦です。

▼第10試合 オープンフィンガーグローブマッチ -63kg契約 3分3R
山口侑馬(道化倶楽部/ライト級12位、元Innovationライト級王者)
vs
伊藤澄哉(戦ジム/スーパーライト級5位)

6-4で伊藤選手のKO勝利

これはやばいカードです。ほぼ間違いなくKO決着になります。山口選手は山口道場勢の一人ですね。個人的に山口道場の選手は大好きです。RISEの興行を大きくしたのは那須川天心の力が一番大きいのは確かですが、山口道場の選手の力もあると思ってます。所属選手全員勝っても負けても盛り上げてくれます。そしてこのカードは二人ともYA-MAN選手との対戦経験がある者同士の対決で、二人ともハードパンチャーでとても好戦的な選手です。

侑馬選手は山口兄弟の弟さんですが、最近の戦績はあまり良くないですね。とはいえほぼKO決着か、判定でも激闘の末の負けです。興行的にはとてもありがたい存在です。もちろん実力もちゃんとあります。

伊藤選手は地下格出身という売り方をされていますが、実際はちゃんとした技術を持った正統派のキックボクサーです。スイッチも上手く使って技巧派ながら好戦的で試合が面白い。

試合展開は間違いなくバチバチの撃ち合いになります。山口選手の方が上下の打ち分けは上手いですね。伊藤選手はストレートのキレがとても良い。コンビネーションの回転も良い。お互いそれにアッパーなんかを入れられれば勝てるんじゃないかと思います。

ただ打ち合いはスピードが速い方が制する可能性が高いのでスピードでおそらく上回るであろう伊藤選手のKO勝ちと予想。ただこれはどちらが勝っても大盛り上がり間違いなしの鉄板カードです。

▼第11試合 オープンフィンガーグローブマッチ -66kg契約 3分3R
山口裕人(道化倶楽部/WPMF世界スーパーライト級暫定王者)
vs
タップロン・ハーデスワークアウト(タイ/ハーデスワークアウトジム/セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント優勝

6-4で山口選手のKO勝ち

これなぁ。いや間違いなくこれも面白い試合になりますよ。ただ予想では山口選手なんですが心がタップロンだと囁いています。タップロンってもう42歳なんですよ。それで未だに日本でトレーナーやりながら便利屋としてこうして試合に出ながら結果も出してる。で、この歳でさらにオープンフィンガーでの試合。畏敬の念と哀愁の感情を覚えます。試合展開としてはこれも打ち合いになります。KO決着の可能性も高い。パンチの回転も、当てる技術もどちらも拮抗しています。予想は正直ほぼパンチ勝負になるし、ジャンケンのようなもんです。どっちが勝ってもおかしくない。でも一発山口選手がいいパンチ入れてダウン取った後仕留めに行ってタップロンのカウンターもらってKOみたいな絵が浮かぶなぁ。でも前回の試合見ても流石にもうオープンはきついでしょ。42歳ですよ。

▼第12試合 Super fight!スーパーフライ級(−53kg)3分3R延長1R
大﨑一貴(OISHI GYM/第2代RISEスーパーフライ級王者)
vs
サンチャイ・TEPPENGYM(タイ/TEAM TEPPEN/元ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者

6-4で大崎選手の判定勝ち

これは大崎選手にとっては厳しい相手です。何故なら前回の復帰戦の出来が悪かったからです。本来の実力であれば大崎選手です。それなりの相手ならばそれでも十分強いんですが、相手のサンチャイ選手は多分今回も強い。日本で活躍するタイ人の多くはムエタイの現役を退いてから日本でトレーナーをやりつつたまに試合に呼ばれて出る、そんな感じの選手がほとんどです。だから現役時代よりも上の階級で皆出てるんですよね。それほど体も仕上げずに急遽呼ばれてそのまま出る。まぁそれでも勝っちゃうんですけど。ただ一昔前はそれでも日本人は勝てなかったんですが、今は日本人もレベルが上がってなかなかタイ人も苦労してます。

では今回はどうかというと、サンチャイは間違いなく強い。大崎選手は前回のままだと結構厳しい戦いになると思います。ですが大崎選手は本来ならこの階級での吉成選手の一番のライバルになり得る存在です。骨折という大怪我からも復帰してまた日本のフライ級を引っ張ってくれる存在になると期待していますので、それ込みで大崎選手の判定勝ちを予想します。

▼第13試合 Super fight!バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
鈴木真彦(山口道場/第7代RISEバンタム級王者)
vs
植山征紀(龍生塾ファントム道場/第14代SB日本スーパーバンタム級王者)

6-4で鈴木選手の判定勝ち

これも良いカード。鈴木選手はTHE MATCH 2022で名を挙げましたが今回も結構厳しい相手です。十分負けもあり得ます。植山選手はシュートボクシングの選手ですが、シュート特有の完成度の高いスタイルです。シュートの有名な選手は全員こんな感じのスタイルですね。ただスピードとパワーはやはり鈴木選手の方が上だと思います。鈴木選手のファイトスタイルは以前説明しています。今回も厳しい相手ですが、鈴木選手が次のステップに行くには勝ち方までこだわらないといけません。出来れば圧倒的なKO勝利を見せてほしいと思います。

ここまで結構な数のカードを予想してきましたが、今回の興行は相当面白いカードが揃っています。ご興味のある方は是非ABEMA TV で当日無料で見れますのでご覧頂けたらと思います。


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