RISE160 振り返り

スポーツ

事前予想↓

結構外しましたね。過去映像の動きだけで判断しましたが、動きだけではなくメンタルがどれだけ重要な要素なのかを改めて思い知りました。

酒井選手、藤井選手は動きだけで見ると相手を上回っていました。今回初めて二人の試合をちゃんと拝見したのですが勝てない理由はメンタルの弱さに尽きます。特に酒井選手はこの先も厳しいと言わざるを得ません。ただでさえ身長が低いのに相手の攻撃を恐れて得意であろうパンチの踏み込みも出来ない、ラウンドを取られているのに自分からいけないのは致命的です。この先もおそらく相当厳しいでしょう。

木村選手は本当に上手かった。パンチの合わせ方や膝の入れ方はかなりの高等技術を使っていました。でも上に行くには今のままでは厳しいでしょうね。自分の力を出し切れていれば勝てていたはずの試合を落とすのはこの先のプロの世界では厳しいです。対してKENTA選手はやはりベテラン選手なだけあってメンタルが安定していました。苦しい試合展開でも諦めずに勝機を自分の元に引っ張ってくる強さは素晴らしい。

と、この辺は置いておいて、今大会は

チャンヒョン・リー
(韓国/RAON GYM/第5代RISEスーパーフェザー級王者)
vs
一 馬
(MONSTAR GYM/RISEスーパーフェザー級暫定王者

この一戦に尽きます。この一試合を見れただけで退屈な試合を数試合耐えて見た甲斐がありました。まず最初に、一馬選手。正直本当にごめんなさいと言いたいです。特に触れていなかったのですが、内心かなり低く実力を見積もってました。2年半のブランクがあってもチャンヒョン選手が負ける要素は全くないと思っていたんですが、実際に試合を見たらまぁ強い。蹴りが得意なのかと思っていたらパンチの技術も本当にすごかった。パンチが上手いのはもちろんのこと、打つタイミングと選択するパンチがとにかく素晴らしい。そして気持ちも強い、本当に暫定とは言え、王者にふさわしい実力でした。でもあと一歩、あと一歩でしたね。いや普通ならもう何歩も超えてKO勝ちしていたような内容ですよ。

それとチャンヒョン選手。いやーーーーーーー、すごい。この選手はパンチも蹴りも強いんですが、なによりもすごいのはこのメンタルです。精神力。実際相当苦しかったと思いますよ、あれだけの強い攻撃を何度ももらって最後勝ち切るのは並大抵では出来ない芸当です。一馬選手の攻撃は間違いなくチャンヒョン選手をあと一歩まで追い詰めていたはずです。それどころか普通の選手なら何度も倒れてとっくにKO負けしていたような内容からの逆転劇はこの選手ならではですね。打たれても打たれても前に出て最後に勝利を勝ち取る姿にはグッと来ました。ファイトスタイルは違いますがこの精神性の強さはミスターライズの裕樹選手に通じるものがあります。

総括するとどれほど精神力が大事なスポーツかを改めて教えてくれた大会でした。

今大会を一言でいうなら、

チャンヒョン・リーと一馬が大好きだ。以上です。


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