THE MATCH 2022の勝敗予想 中村寛vsレオナペタス 

スポーツ

6-4で中村寛のTKO勝ち

この勝敗はかなり予想が難しいです。どちらの展開も予想されます。これを書く直前まで7-3でレオナ選手かと思ってましたが、予想が難しいので二人それぞれの前回の試合を見直してみました。

レオナ選手の良いところはフレームの大きさを活かして遠目の距離からストレートを刺すまでの組み立てが上手いところです。一通りなんでもできますが、今回は中村選手の方が有利なんじゃないかと思い始めました。不安要素その1は、武尊と試合していること。武尊と試合した選手は大抵の場合壊されます。打たれ弱くなるんですよね。前回のマキ戦ではその結果は測れませんでしたが、今回の中村選手はハードパンチャーなので、武尊戦のダメージがどれほどか測れると思います。ただし、レオナ選手は昔から体の強い選手でしたので、そこはそれほど心配はしてないのですが、マキ戦で感じた一番の不安要素その2は、前足が相変わらず内側を向いていることです。武尊戦ではそこを突かれてローを効かされて敗戦につながりましたが、今回の中村選手もローが速い。前足が内側を向いている選手には、左のローはあまり有効ではないのですが、中村選手は右のローもしっかり打てます。おそらくレオナ選手本人は中間距離が得意で、右のローはカットするタイプではなく、距離で外すタイプだと思っていて、実際その通りなのですが、距離を外す前に右のローを入れれるスピードを持った選手だと、危ない気がします。中村選手はそのスピードを持った選手です。そして必ず中村選手は速い右のカーフから組み立ててくるはずです。対してレオナ選手はそれを当然わかっていて、ローにストレートやジャブを合わせてくるでしょう。武尊戦と同じ組み立てですね。さらにお互い飛び道具としてハイも得意です。削りあいをどちらが先に終えて、渾身のストレートを入れられるかで勝敗は決まると思います。

レオナ選手はサウスポー相手にはおそらく絶対の自信を持っています。相手の利き足である左の蹴りの処理を苦にしないし、本来はサウスポー対オーソドックスというのは体の構造的にはオーソドックスの方が有利です。一般的にサウスポーが有利というのは慣れていないことに尽きます。レオナ選手はそれが分かっているので体の構造的な弱点を突いてくるはずです。それは前に出たレバーです。サウスポーはここを狙われるのを嫌います。おそらく膝や前蹴りで狙っていくはずです。ボディ打ちも得意なのでレバーブローも狙うかもしれません。ただし中村選手もそこに右フックを合わせていくと思います。さらに中村選手はサウスポーには珍しく右のローとミドルが上手い。右のローで組み立ててパンチに繋げようとするはずです。

中村選手は武尊と同じことをやれるか、レオナ選手は武尊戦で最初にやりたかった事を貫徹出来るか、そこに勝敗の分かれ目があるような気がします。

お互い中間距離を最も得意としていて、ハードパンチャーなので、噛み合う試合になりそうです。予想が難しく、噛み合う事が予想される試合。楽しみです。


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